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「キャリア教育」という言葉を聞いたことがありますか。受験勉強や
目先の成績だけにこだわらず、広い視点で職業観や人生観を育て
ようという考えが広がりつつあります。
   
 
 

大学入学がゴールじゃない!
“なりたい自分”を見つけるための「キャリア教育」
     
 
どんな職業に就き何を大切に生きていきたいか
作家・村上龍さんが手がけた「13歳のハローワーク」(幻冬舎刊)は、「○○が好き」という興味・好奇心を基準に、さまざまな職業を紹介しベストセラーになりました。例えば、「乗り物が好き」という項目では、パイロットやタクシー運転手、自動車整備士などを紹介。小学校や中学校でも教材として使われ、話題になったことを覚えている人も多いのでは。
「13歳のハローワーク」が教材として採用された理由の多くが「キャリア教育に役立つ」といったもの。「キャリア教育」とは、一般的に「児童生徒一人ひとりの勤労観、職業観を育てる教育」のこと。広くは“どんな職業に就き何を大切に生きていきたいか”といった、人生の目的やキャリアプランを生徒自らに考えさせる教育という意味でも使われます。
 
憧れの大人を呼んで講演会名古屋の私学の取り組みとは
名古屋エリアの私立中学校のうち、独自のカリキュラムでキャリア教育を推進しているのが、東海中学校と名古屋国際中学校です。
東海中学校では、「サタデープログラム」というイベントを年2回開催。政治家、タレント、学者、アーティストなど、各界で活躍する人物を招き、講演会を行っています。特徴は生徒が主体的に運営している点。人選から出演交渉など、すべて生徒が行い、直接講師となる人物と接することで、憧れの職業の現実について直に学ぶことができます。
一方、名古屋国際中学校では、国際理解講演会と題した講演会を毎年開催。創立理念に基づき、国際舞台で活躍している人物の肉声を生徒に届けています。
「大学合格はあくまでも、“あんな仕事をしたい、こんな生き方をしたい”という夢を叶えるための手段。手段が目的になっては本末転倒。そうした意味では、進路指導の一環でのキャリア教育は重要です」と話すのは、名古屋国際中学校・高等学校統括部長の栗本貴行さん。
ただ、キャリア教育を熱心に行っている学校はまだまだ少数派。これからの本格的な普及が期待されています。
東海中学・高校の「サタデープログラム」の様子 東海中学・高校の「サタデープログラム」の様子。
生徒自らが「この人の話を聞いてみたい!」という魅力的な大
人を選び、出演交渉から当日の司会進行まで行っています。
名古屋国際中学校で講演する日本マクドナルド代表取締役・原田泳幸さん 同校卒業生で留学サポート事業などを行っている「グローバルパートナーズ」代表の森本晃博さん
名古屋国際中学校で講演する日本マクドナルド代表取締役・原田泳幸さん(写真左)と、同校卒業生で留学サポート事業などを行っ
ている「グローバルパートナーズ」代表の森本晃博さん。2人とも国際社会の第一線で働く大人として、生徒に熱く語りかけていました。


 
   
 

 
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